EURO |
CHAPTER 1 ('05) |
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Prod. LARS DK, JONAS KRAG etc...
Feat. LARS DK, MICHAEL LINGTON, *Nice AOR !! |
今回ご紹介するのはデンマークの新星、クラウス・トーレ・ヨハンセン。 音楽家の両親の元で豊かな素養を持ち合わせて育ったそうで、 新星とはいっても、 自分自身のレーベルを立ち上げながらの30代半ば近くにしてのデビューで、 その音楽性は20年選手のベテランのごとく十分に熟成され、完成度は極めて高い。 ラストの曲以外は全て彼の書き下ろしで、 溌剌としたオープニング<YOU & ME>や、スウィートなバラード<COME BACK HOME>、 後半ジャジーな展開<LIFE IS NOT THE SAME>など、 パワーポップとメロウなウェストコーストAOR が見事に融合した楽曲には捨て曲ゼロで、一瞬の無駄も無い仕上がり。 ラストの<IT USED TO BE ME>はビル・ラバウンティーの名曲のカヴァーで、 このメロウネスさがまた秀逸。 SWEDENのANDERS JOHANSSONやMARTIN STENMARCK、JAN JOHANSENの様な 北欧AOR好きから、西海岸のAORファンまで広くお薦めな赤マルの1枚。(k1) *方向性を見据えてじっくり磨いてきた実力は、このアルバムが証明している。 K1さんの紹介するアルバムを聴いていると、北欧はAORシンガーの宝庫なのではないか という気がします。 今回購入したアルバムが、その感想を一層強くしてくれました。 今まで購入してきた北欧のAORシンガーは、溌剌とした爽快さとメロディーのキャッチーさが 私のAOR心を刺激してくれましたが、TOREはK1さんの紹介のように、彼らより年齢が上なせいか (ジャケットに写っている写真も、やや「ちょいワル」っぽくて、そこも魅力かも) 落ち着いてムーディーな色が強いですね。曲も美しくキャッチーでありながらも、 ただそれだけに終わらせず よく聴き込んでいけばサウンドの「組み立て方」が、かなり計算されているのがわかります。 つまり、このアルバムは優れたソングライターのアルバムというだけではなく、 スタッフも彼の曲の魅力の「引き出し方」を解っているように思いました。 どの曲が気に入りましたかと聞かれたら、迷わず「全曲気に入りました。」 と即座に返事ができるほどです。 アルバムの曲の質の高さでは、間違いなくK1さんから購入したアルバムではトップクラスですね。 聴き進むにつれてメロディーが展開していくTRACK2、ソウルミュージックを感じさせる7、 アコースティク・ギターの 音色がアクセントの9、7と同様ソウル色もある11、 これらの曲が他の曲と違和感なく聴けるのは 彼のキャリアの成せるところでしょうか。これがデビューアルバムということですが、 「メロディー」を中心に据えたアルバム は、そのまま彼が自分の作る音楽というものに自信をもっているように思います。 「キラキラしたメロディー」とも言えるし 「じっくり方向性を定めている」ともいえる素晴らしい曲の数々。 ラストのカバーが「おまけ」に感じられるほど。 あまりの素晴らしさに、前につんのめったような感想になってしまいました。どうせだから結論言ってしまえば、このアルバムは私の宝物です。 この方向性で、更に持ち前のソングライティングに磨きをかけて欲しいと思います。このアルバムを聴いた他の方にも そう感じて欲しい。 (留萌市: Y.T.さん) *無事に到着いたしました。ありがとうございます。 ANDERS JOHANSSONやJAN JOHANSENと比べてアダルト&メロウさを大幅増量した音楽性は大歓迎です。 もちろんいかにも北欧な透明感もバッチリです。 北欧のAOR系サイトでもレコメンされていることはあります。 このような「良質な音楽」がメロディックロックやAORに理解あるヨーロッパでもメジャー のレコード契約がないのはなんとも世知辛い世の中ですね。自主で出してくれた勇気に拍手したい! また北欧AOR紹介して下さいね。 (相模原市: K.S.さん) ご興味ある方は、ご注文承ります。
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